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2024年6月1日土曜日

黄斑前膜手術(5)手術後9−11日目の見え方

 さて、黄斑前膜の手術から8日目にはもう片方の目に白内障用の眼内レンズを設置する手術をした管理人である。白内障用のレンズの設置はとても普通な手術ではあるが流石に手術直後にはちゃんと焦点もきちんと見たい場所に合って見えるかどうかはわからない。そこで黄斑前膜の手術をした方の左目がある程度見えるようになっていることが必要である。

黄斑前膜の手術の際に眼球に入れられたガス(空気)は順調に小さくなってきていて、確かに8日目にどれだけ小さくなっているかは人にもよるのでもう一方の目の手術をもう少し伸ばすという選択肢もあったわけである。幸いにも8日目には視野のほとんどが多少ぼやけてはいるがなんとなくぼやけながらも見えるという状態であった。

こちらが術後9日目の見え方である。ガスの球はもうこんなに小さくなっていてあまり気にならない。
ガスの球は時間を追うごとに小さくなってきていて朝と晩で大きさの違いがわかるぐらいである。結局10日目には上の図の半分ぐらいの大きさになって11日目の朝にはさらにその半分ぐらいになって昼過ぎには消えてなくなったのであった。バンザイ!

肝心の、ガスの無くなった部分の見え方はというと、まだ黄斑部に歪みが残っているせいか視野の中心部分に少し歪みがある。しかしまあ、黄斑部の網膜に張り付いて縮んでシワを作っていた膜を剥がしたからといって網膜のシワがアイロンをかけたみたいにすぐに伸びて真っ平らになるというわけでは無いのでこれは致し方ない。網膜のシワが伸びるには時間がかかるはずである。時間をかけてこの歪みは解消方向へ向かっていくのであろう。ただ、歪みをチェックするアムスラーチャートを左目で見てみると術前よりは確実に歪みが減っている。こればかりは時間が経つのを待つしか無いようである。

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