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2024年5月31日金曜日

白内障レンズ設置手術(2)手術とその直後

 10分から15分に一人のペースで手術室へ呼ばれていく。そしてとうとう管理人の番が回ってきたのだった。手術台はリクライニングベッドの様な形をしている何やら機械と一体化したものである。看護師さんに促されてベッドの上に仰向けに寝ると少しだけ頭がそるような形になっている。そして手術をする方の目の部分だけ透明になっている青いシートをかけられ、その透明部分を目の周りに接着させ、その内側の透明シートをハサミか何かで切り抜いて目を露出させている様である。そして瞼が閉じないように固定され、おそらく麻酔の注射をしたのだと思う。そしてまた前回と同じ女医さんが囁くように

リラックスして正面の光をずっと見ててくださいね。両目とも開けて光を見ててくださいね。

と言ったかと思うと何やら水をかけられ手術スタートである。実際ぼやーっとした視界で何かが見えるわけではない。正面の光源だけである。だが、機械の音と目の中を何かされている感覚からどうやら水晶体の中身を抜き取っているのだな、とかは想像がつく。痛みはないが、少し痒いようなチクチクとした感じを時折感じたのであった。

これが管理人にとっては2回目の眼の手術だったわけだが、やはり手術中にリラックスなどできるわけもない。お医者さんが目で何か作業をしている時はどうしても全身がこわばってしまう。そんなこんなで手術は終わったわけである。最後に透明な眼帯絆創膏を貼ってもらっておしまいである。

その後廊下の椅子に座って待っているように言われて待っていると看護師さんがやってきて元来た道を連れ戻してくれたのであった。途中で手術ガウンなどを脱ぎ鍵付きロッカーに入れておいた私物を受け取って受付前で待っていると別の看護師さんが書類を持ってやってきて購入すべき点眼薬とそれを一日4回2週間続けること、そして重いものは2ヶ月ぐらい持たないようにすること、と注意をして終了となった。

「サングラス持ってきてる?」

と聞かれたが持ってきていないと答えると、

「手術用に瞳孔を開く薬を使ってるから外に出るとものすごく眩しいから注意してね」

ということであった。そういうことは手術に来る前に教えて欲しいものである。

さて、朝8時から事前診察が始まり手術が終わって解放されたのは13時ぐらいであった。タクシーを呼んで帰ろうかと思ったが確かに看護師さんのいうように外へ出るとあまりに眩しくて数段の階段も降りられない。旦那に電話して迎えにきてもらうことにしたのであった。建物のあまり日差しの入らない場所の椅子に陣取って自販機のコーヒーを飲んで旦那を待つ間、周りを見回すとメガネなしでものが見える。ボヤッとしてはいるがなんだか見える。なんだか嬉しいと思うと同時に気がつくと目がチクチクしている。ああ、このチクチクがきっと今日いっぱいは最低続くのだろうなと憂鬱になったのであった。すでに卒業試験は終わっていた時刻だったので程なく旦那が車で迎えにきてくれるとドッと疲れが出てきた。お腹も空いている。

「ピーラージニが食べたい」

ピーラージニとは小さな三日月型のパンで中にハム系の肉あんが入っているものである。管理人は普段炭水化物を避けた食事をしているが、こんなに頑張ってしかも疲れた自分には小さなご褒美が必要だと思ったわけである。そして帰宅途中で旦那がスーパーに寄って買ってきてくれたピーラージニを助手席で食べつつ疲れを噛み締めたのであった。家に着くと、ピーラージニ効果なのか眼のチクチク感はすっかり消えて嬉しかった管理人である。しかし、疲れは結構なものですぐにベッドで横になって眠ってしまったのであった。

4 件のコメント:

megmeg さんのコメント...

管理人さん、お疲れさまでした。違和感は再発してませんか?どれくらい見え方が変わるんでしょうね〜。ご褒美のパンが体に染み渡っていそう!

今日は成分献血してきました、まぁ体調についてなんどもなんども注意がありました。献血ルームを出たあとホームから落ちた人が居たそうで、とにかく意識を失いそうになったら、しゃがめとのことでした。

紫陽花 さんのコメント...

管理人さん こんにちは。
懸案事項が片付きホッとされたことと思います。あとは視力が出てくるのを待つばかりですね。
白内障の手術するなら入院で一気にやってしまった方が楽、という経験者の話を聞くとますますどこで受けるか迷ってしまいます。優柔不断なので当分決断できそうにありません。

Mikija さんのコメント...

こんにちは、megmeg殿。
術後の違和感は再発していないです。パン、美味しかったです。
おお、献血後にホームに落ちた人がいるなんて!私も若い頃は献血したものですが、今はもうすっかりご無沙汰というかもう何十年もしていないです。献血できるのは健康な証拠ですね!

Mikija さんのコメント...

こんにちは、紫陽花さん。
ええ、やっぱり手術は嫌ですよね。終わってホッとしています。
片目づつ一週間間隔を開けての手術は本当にストレスでした。確かに最初の一泊入院の手術の方が後の日帰り手術より気分も身体も楽でした。なんだかどちらの手術も術後直後がすごく疲れました。入院なら翌日に診察してもらえるのも結構な安心材料でもありました。