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2024年5月30日木曜日

白内障レンズ設置手術(1)術前検査

 左目の黄斑前膜の硝子体手術から8日を経て今度は右目の白内障レンズ設置手術を受けてきた管理人である。

白内障の手術は誰に聞いても痛くないし手術中はぼやっとした視界だけで手術道具が目に迫ってくるようなものは見えないから安心、と聞いていたわけである。実際、左目の硝子体手術の際にも白内障のレンズ設置を同時にしていて、いつレンズを入れたのかよくわからなかったので割と安心して手術へ向かった管理人であった。当日、旦那は医学部の卒業試験で管理人に付き添えなかったので単独で手術に臨んできたわけである。

前回の硝子体手術で大体の手順はわかっているので一人でも余裕である。しかも日帰り手術である。事前に準備しておくことなどは何も言い渡されていない。日本のクリニックの白内障手術の注意書きを読むと数日前から指定の目薬をしてくださいとかの場合がある様だが、ラトビアの眼科医では全く何も準備は言い渡されていないわけである。

この眼科は去年「患者が選ぶ良いクリニック眼科部門」で一位を獲得しているということで、日帰り手術患者も長蛇の列である。ほぼ工場のライン並にあっちへ行ってこっちへ行って検査や準備と大変スムーズである。検査は視力検査、眼圧測定、眼内検査、血圧測定、眼の超音波検査、そして問診である。その検査が終わって廊下で待っていると二人づつぐらい看護師さんに呼ばれて手術棟へと案内される。そこで使い捨ての手術ガウンを洋服の上からつけ、頭髪キャップ、そして靴を拭いで使い捨ての足カバーをつけて手術室の廊下の椅子にかけて待つわけである。その間、看護師さんがたびたびやってきて3種類の目薬を指してくれる。5分間隔で3セットなのだと思うのだが、間隔も適当だし、何しろ廊下の椅子に一列に並んで座っている常時4人ぐらいいる手術待ち患者に一斉に上を向かせ、工場ラインのように次々と目薬をさしていくのである。白内障関連の患者ばかりなので一人一人の手術時間は10分程度である。気になるのは、そんなたった10分の手術が終わって出てきた人が一様にぐったり疲れた様子だったことである。

手術そのものと手術直後については明日。

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