ラトビアでは健康保険費を支払っていると、というか管理人の場合は勝手に給与から天引きされていると、基本的にそれでカバーされる範囲の医療行為に対する自己負担額は非常に低くなっている。
例えば、白内障の手術とレンズはタダである。その代わりレンズは選べない。単焦点レンズで例えばメーカーとかも選べない。おそらくプライベートクリニックとかへ行くと日本のように色々とレンズも選べるのかもしれないが、以前レーシックをしようかと思ってプライベートクリニックへ行った時も医師に反対されて断念したことがある管理人である。ラトビアの医師は保険の効かない医療行為についてはとても消極的である。というわけで白内障用レンズ設置もほぼ有無を言わす保険適応である。そのため、かかった費用は0である。
左眼の黄斑前膜の手術についても検査は全てタダである。これはちょっと特殊な手術なので一部自己負担になって31ユーロであった。そしてこれは一泊の入院だったため、入院の際の食事代がかかる。3食で10ユーロであった。90%以上が炭水化物であろうと思われる病院食を拒否して持参のものを食べてもこの病院食費は支払わなくてはならない。というわけで、二つの手術とレンズ代そして入院費の総自己負担は41ユーロ(1ユーロ160円換算で6500円ぐらい)である。だが、管理人の場合は大学が福利厚生として大学職員に民間の健康保険代を出してくれているのでこの41ユーロもそれでカバーされて結局0となった。病院の受付で民間の保険カードを提示するとその分は直接保険会社へ請求が行くので患者が受付で支払う必要もない。
薬は黄斑前膜の手術後に5日間の抗生物質の服用と二週間の点眼薬であった。抗生物質は手術以前に膀胱炎になってしまってすでに抗生物質の服用中であったためそれだけで良いということになって新たな抗生物質は買わずじまいである。点眼薬は旦那が支払ったのでいくらなのかよく覚えていないというのでわからないがこれも社会保障費で賄われるタイプのものなので最低限の値段であるはずである。白内障のレンズ設置のみの右目の手術後は二週間の点眼薬、である。抗生物質の服用はない。以前は白内障の手術の際も抗生物質の服用が普通であったようである。しかし、数年前に白内障手術後の抗生物質の服用の有無での目の感染や回復の具合などを比較した研究で差がなかったことから最近では白内障手術後の抗生物質の服用は無しで良いということになっているようである。
4 件のコメント:
管理人さん こんにちは。
詳しいレポート 多いに参考になりました。手術後の早い時期からのレポートで、手術後はあまり物を見ない方が(テレビとか本等)良いと聞いていたのでちょっとハラハラしてました。保険の有難さを痛感しますね。国保だと私の場合高額医療制度利用で手術を受けた月のみ6万弱が自己負担額になると思います。古い契約の生保の保険でも白内障手術は給付対象になるとのことで自己負担額がほぼカバーできる見込みです。だから眼科医は眼鏡を作るのは無駄、手術を言い切ったのかもです。何事もなく無事終わるのが当たり前ですが中にはちょっと恐ろしい話も聞いてしまいどこでどうやって受けようか迷いはますますです。
管理人さん、こんにちわ。旦那が飲み始めた薬が高くて自己負担額が3倍近くになりました。1剤増えただけなのに!もちろん、それでも健康保険があって助かってはいるのですが。ちなみに管理人さんの入院1泊代金くらいです。診療費は別なのですよ。
ガスも気にならなくなって何よりです。日々回復してるんですものね。
こんにちは、紫陽花さん。
何しろ眼のことですから眼科医選びは慎重になりますよね。レンズ選びも色々な種類があるようなので結構あちこちの眼科医で話を聞いた方がいいかもしれません。結構な近眼の人は白内障用のレンズを入れる手術をすることによってメガネが必要なくなったりするので白内障になっていなくても手術をする人が日本の友人にはたくさんいます。でも、元々近眼でもない人の場合はどうなのかなあとも思います。手術をして不便になってしまっては本末転倒ですから。
こんにちは、megmeg殿
毎日の薬代は結構馬鹿にならないですよね。年齢とともに薬の種類も増えていきますしね。こればっかりは仕方ないと私もほぼ諦めています。
ガスはとうとう消えました!面白いですよね。今日術後の診察に行ってきたのですが、順調だそうです。次は3ヶ月後です。
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