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2024年10月20日日曜日

マルタ島2024

みなさま、ご無沙汰しております。1週間以上空けてしまいましたが管理人は元気で過ごしております。この間、15年ぶりに秋に休みが取れたので一週間マルタ島へ行っておりました。

というわけで、地中海に浮かぶマルタ島へ暖かい空気を楽しみに行ってきた管理人夫婦である。今回の旅行のテーマは

ロブスターをはじめとする地中海の海産物を食べ尽くす、というものであった。旦那はロブスターを昨年末のポルトガルで初めて食したため、今回はマルタでロブスターを食べられると知るとそれはもう嬉々としていたわけである。実際、一週間の旅行中に3回ロブスターを食べることに成功した管理人夫婦である。と言っても丸ごとローストは一回のみであとはロブスターパスタとかロブスターリゾット等である。いやはや美味であった。

ロブスターパスタは割と多くのレストランで見かけた。大変美味であった。

ロブスターが美味しかったのは言うまでもない。マルタ島ではもちろん魚介類は最高であったし、ウサギのリゾットも美味しかった。まあ、食べ物についてはさておいて、今回はまずマルタ島での過ごし方や観光についての概要から記しておこうかと思う。

今回のマルタ島行きは管理人の同級生がしばらく滞在すると言うことでその滞在中に会えるように計画したと言うのも決め手の一つであった。実際、友人に会って何日か一緒に観光したりできて大変嬉しかったのである。

さて、管理人夫婦が滞在したのはマルタ島の首都のあるバレッタの対岸にあるスリーマという街である。スリーマの街からはバレッタの旧市街とその城壁が湾ごしに見えて景勝が最高だということと、バレッタ市街は城塞都市の性格上大変盛り上がった地形になっているので坂道が多すぎる、さらにやはり一番お高い滞在費となるので対岸のスリーマにしたという経緯である。マルタ島は小さな島なので、首都に滞在しなくてもほぼどこでも車で行くことができる。といってもレンタカーなどを借りる必要はなく、バスでも良いし、管理人夫婦が使ったのはBoltという配車サービスである。Boltはリガでも大変よく使われている配車サービスで、事前に目的地までの金額がわかるので安心である。混雑具合などで金額が変動するようになっているが、例えば空港スリーマ間はタクシーを使うと20ユーロぐらいかかるらしいがBoltなら10ユーロかからなかった。しかも、どこでも本当にすぐBoltはやってくる。アプリで目的地を入力すると現在地から目的地までの料金が提示され、それでよければクリックしてという簡単なものである。というわけで、管理人夫婦はマルタ島内の観光では遊覧船以外は全てBoltで賄ったというわけである。

マルタ島は10月半ばすぎだというのに全くラトビア人の想像する夏そのもので、まだ余裕で泳げる気温であった。気温的には25度ぐらいであったが、多少湿度が高かったのか管理人夫婦には暑すぎたという印象である。さらに、ビーチピープルではない管理人夫婦は泳ぐわけでもない。もっとも想像と違った点は若者が多いということである。若者が気軽にビーチ観光を楽しめる場所、というカテゴリーに入っているようで活気にあふれていた。だが、湾内クルーズ1時間半というようなものに参加すると乗船者はシニアばかりであった。なんとなく、若者とシニアで楽しみ方の棲み分けみたいなものがあるようである。

宿泊は今回普通にホテルにしたが、印象としては結構するなあ、というものであった。短期のアパートレンタルなどが多いようだが、概して安くはない。レストランなどは割とリーゾナブルという感じであった。

マルタの特徴というか、概して誰が地元民なのかがさっぱりわからない、というのがある。公用語がマルタ語と英語なので、誰でも英語を話すわけだが、すなわち英語ができればマルタで働くことは難しくないのでレストランなどの店舗ではそれはたくさんの外国人が働いているのである。ちょっと面白いエピソードとして、あるレストランでワインを頼んだ時に、旦那が、

マルタの地元のワインでどれがおすすめかな?

と聞いたところ、ウエイターは別のウエイターを呼んで交代したのだが、そのやってきたウエイターは色々説明して、ワインを運んできてしばらくしてから

ワインはいかがですか?お気に召しましたか?

と聞いたのであった。それで旦那が大変良いよと答えると、

そうですか、それはよかった。実は私はムスリムなのでアルコールを飲みません。ですから実際どのワインが美味しいのかわからないのです。でも、今までここで働いてお客さんたちの感想や反応を覚えているのでどのワインが人気で評判が良かったかということはお伝えできるのです。

ということであった。一瞬面食らったのだが、正直さと謙虚さとその仕事への一生懸命さが気に入って、後日同じレストランを訪れた管理人夫婦であった。マルタには本当にいろんな人達がそれぞれの思いを胸に働いているなあと思ったのであった。

5 件のコメント:

さんさん さんのコメント...

人類は、というか違う感性を持つ人と人とは共存できるのか、というタイトルでも構わない今日の記事でした。
それができれば「あんちくしょう」と思うことも減るだろうしそれが大きくなって戦争などという事態もたぶん避けることができるだろう。ラトビアのように人口が少ない国は兎角「おら、後ろに引っ込んでろ」などとあしらわれてワリを食うものでそれが溜まると個人でも我慢の域を超えて喧嘩もしくは紛争、果ては戦争という事態になる。
喧嘩の場合もそうだし国と国の戦争なんて重大事態でも右に同じなのだが人間は愚か 果ては命という命は、それこそカビや細菌に至るまで仲間同士争い殺し合わずにはいられない存在。まぁ学生は試験があるから勉強するようなものだし闘争があるから命は進歩進化したということもできる。
いやそもそもアダムとイブが、ってそこまでいうのかよおい、と言われるかもしれないが争いはカビウイルスの果てに至るまで卑しくも生きてあるもの等しく背負っている、これはもう世の中の定め。ワタシだって今日昼飯のオカズにするイワシを鍋に入れた時ふとそんなこと考えたものでした。
仏教の方ではこれを「業」と呼び、もう大昔ですが植木等という芸人は「分かっちゃいるけど止められない」と歌いましたっけ。






さんさん さんのコメント...

送信してから改めて思いました。日本の中流階級のフツーの家庭で大きくなった管理人さんとラトビアでフツーの感性を持った大人の旦那様との間には深い幅広いギャップが広がっていたはず。これは世界中のすべての夫婦が超えなければならない谷ですが文化歴史の違いを背負ってもっと根源的な男女の感性の違いも乗り越えてこれまで共に歩んでこられた道はなんでもない「当たり前」のことと言って仕舞えばそれまでですが人間の果たしうる最大の偉業とも言えるもの。
燕だったかな日本にやってくる渡り鳥の中には日本にいる間だけカップルになって卵を産み雛を育て秋になって飛び立つとそれっきり。彼らのすごいのは日本を飛び立つとそれっきりになるのに来年また日本に戻ると同じ雄メスが巡り合ってカップルになるんだそう。どうやってそんな複雑なシステムが維持できるんだろう。テキトーにそこらうろうろしてる若い娘引っ掛けて、って方が手っ取り早いのでは、などとこの怪しからぬロージンは思うのでありますのですよ。燕にも掲示板なんかあるのかなぁ。

紫陽花 さんのコメント...

管理人さん こんにちは。マルタのホテルのバルコニーで地中海を眺めながらワインを飲む、なんていう最高の贅沢を味わったのは10年ぐらい前の秋のこと。ウサギの肉を絶対食べようと意気込み過ぎてシーフードはツアーの食事に出てきた程度で終わってしまいました。市街に点在する町には人の姿を目にすることがなく一体住人はどこで何をしているのやらと思ったものです。ぼやーっと休暇を過ごすのには最適なマルタでした。

Mikija さんのコメント...

こんにちは、さんさん。
なかなかマルタというところは面白いところでした。本当に雑多な様々なバックグラウンドを持った人たちが一緒くたにくらしています。それでもそれぞれが主張しすぎることなく、マルタに住む人という感じでほんわかと暮らしているような感じでした。面白いです。
私たち夫婦はなんとなく私たちならではのすり合わせというか歩み寄りというか、適当なところで落ち着いている感じです。面白いですよね、他人も長い間一緒に暮らしていると似てきたりしますしね(笑)

Mikija さんのコメント...

こんにちは、紫陽花さん。
今回のマルタはどこへ行っても結構な人出でした。10月中旬なら閑散としているのかと思っていたのですが、まあびっくりするぐらいの人人人でした。観光客の誘致に大成功しているようです。私もウサギを食べようと意気込んでいたのですが、食べている人を見ると結構な量で全く食べ切れる感じではなかったので旦那が注文していたウサギリゾットをちょっと摘んだだけになりました。