例年に比べたらヒートテックの出番は遅い方ではある。
とうとうリガは日中の最高気温が10度を少し上回るような感じとなった。朝方は一桁台である。
寒くなってきたらそれなりに着込む必要があるのだが、なんとなく何を着たらいいのかがよくわからないわけである。我が家ではワンコの散歩があるのでとりあえずこんな感じかと出かけてみて寒かったり着込みすぎたりしたら調節して再度散歩へというような繰り返し挑戦みたいなものが可能だが、毎日会社へ通勤している人は、特に車じゃない人は大変なんだろうなあと思うのである。季節の変わり目のあるあるである。
ぴえちはどうやらちょうど良い温度域に入ってきたようで、散歩の時の動きが夏とは全然違う。跳ね回っていて楽しそうである。夏は散歩へ出ても
あたちはお家に帰りたいです
と用を済ませると一目散にアパートへ向かっていたのだが、今は
あたちはまだまだお散歩したいです
となかなか帰ろうとしないのである。
街ゆく人々はもうダウンジャケットとかウールのコートを着ているし、すでに首元をマフラーでぐるぐる巻きにしている人もいる。ただ、流石に手袋をしている人はいない。帽子をかぶっている人もまだ少ない。
そんな寒くなってきたなあという今日はアパートの暖房が開始になったという通知が来ていたのであった。その通知には
部屋の温度は18℃以上に保ってください。
という注意書きがなされていたのであった。というのも、アパートの中には住んでいなくて貸し出していたりとか、ただ保有していたりというオーナーがいて、そういう人たちの部屋が暖房オンにしないとその部屋が冷たいことによって隣近所が余計に暖房費を支払うことになるということなのだそうな。
少しづつ冬への支度をしないといけないリガである。
11 件のコメント:
なるほどねぇ、暖房費用は使ったものの頭割り、使わないと使った人の負担が増えるからリガ村でも部落の掟に従わないと、、、人間住むところは皆同じですね。でも逆に他の入居者より断然多く暖房を使う人はどうなんだろう。
いかん、こんな人のことをちまちま考えるのは日本に帰ってきた副作用だろうか、ははは。
こんにちは、さんさん。
説明が足りませんでしたね。暖房費用は使ったものの別々負担なんです。なのでたくさん暖房を使う人は沢山払うという個別会計です。なんですが、たとえばアパート内のお隣さんが普段住んでなくて全然暖房を使わないとその部屋は冷え切って壁まで冷えるので隣接している部屋の人の暖房がお隣さんの冷えた壁を温めることになって余計に暖房代がかかる、ということです。
昨日からだいぶ寒くなって、旦那が風邪をひきました。というわけで我が家も今日から暖房入れてます。
管理人さん こんにちは。集中暖房は快適ながら季節の変わり目は辛い部分もありますね。ひとまず使えるようになって良かったです。角部屋でなく最上階でないマンションに住んでいる人が夏の冷房は使うけれど冬の暖房は使わないと言っていました。階下の家が良く暖房を使っているせいか温かいそうです。寒い家に住んでいる身としては信じがたいですが集合住宅だとそんなものなんでしょうか。
白内障手術が片眼だけ終わりました。緑内障予防のため1.0の視力があった方を優先してしたのでよく見えるようになったという感慨はありません。改めて管理人さんの白内障と黄斑前膜の手術のことを読んでだんだんガスが抜けて見えるようになった、という過程の間は心配も大きかったのではないかと思いました。成功してますと言われて自分の目で無くなったような気分です。
こんにちは、紫陽花さん。
目の手術、お疲れ様でした!目は不安ですよね。確かに自分の目じゃなくなったような感じですね。あのガスの入っていた期間は「これ大丈夫なのかな」と思っていました。なんとなく安心できたのはガスが少しづつ小さくなっていくのがわかってからでした。
集合住宅はそんな感じです。隣やら上下の部屋の温度が結構影響しますね。リガのソ連時代に建てられたアパートなどでは断熱が全く不十分で暖房費がかなり嵩みます。
あはは、お隣がたくさん暖房使うと間仕切りの壁があったまってそれでこっちの部屋もあったかくなる、なるほどねぇ、それは考えなかったなぁ。なんていうんですかね壁面間接暖房?
お身体の方はいかがですか?目の手術、また白内障ですか、予後が良いことをひたすら祈っております。フツーの在家の方が祈るのよりボーズの祈りの方がキキメがあるかと問われれば「そんなことは御座いませんでしょう」とお返事するしかないのは誠に残念。胸張って法力とやらが云々とお答えできたらなぁなんぞとちょっと思ったりいたします。
こんにちは、さんさん。
そうなんですよ。ラトビアの昔の建築ではストーブが壁の中に埋め込まれています。それで二部屋を同時に暖房するというものです。もしくは暖炉なんかもそうです。暖炉の背面が石とかレンガとかそういう感じの材料で作られていて、暖炉の反対側の部屋の壁が暖められて同時に暖房できるようになっていたりします。
あ、目の手術は紫陽花さんです。紫陽花さんのために祈ってくださいね!私はおかげさまですっかり良くなりました。
ああは、って笑っている場合じゃないですが、管理人さんと紫陽花様の眼病を取り違えた自分のそそっかしさに
あと2年か3年かで寿命が尽きるかというほど無駄飯を食ってきたワタクシといたしましては誠にお恥ずかしい次第。 もっともこの夏以来肉体的にはそれほどではないんですがどうも脳の方がねぇ、記憶それも昔のことじゃなくて今日ただいま頭の中で達した想念というか例えばこの管理人さんへの返信を書き上げたあと何をするかなどという
細細した日常の結論がそれこそあっという間に我づ脳から消え失せる。「街に買い物に」と思ってもなんと何を買うつもりだったのか自転車に乗った(自動車は頭がボケたので人様に迷惑かけたら大変と自主返納いたしました)とたんにそれが頭から消え失せているのに気がつくと言った有様。
あと一年もすると「私って誰だったんでしょうねぇ」などと言ってヘラヘラ笑っているようになるのは必定。ま、それはそれで楽しいじゃんなどと開き直っております。
そうですよね、このストーブで燃える炎の温かみがこっち側のストーブを焚いているワタシだけではなく壁の向こう側の人も温めるという発想、それがあればこそ、というか有史以来数々の隣国の都合やら戦争の成り行きやらでめちゃ無茶に外国に踏みつけにされながら「おれたちゃラトビア人」「ラトビアという国への 」という共通の認識がなくならないしそれゆえにこそ「らとびあ」という国がヨーロッパから消え失せることなしに歴史を刻むことができたのだと思います。
その証拠に見てごらんなさいましあれからまだ半世紀も経っていないのにあたしは「南ベトナム人じゃ」とか思って
いる人が何人おりましょうか。このへんは小さく言えば「家族」という大いに感情的な存在と重なっているのではないでしょうか。
こんにちは、さんさん。
いやいや、さんさんはちゃんとしてますよ。物忘れが最近、っていう人はまだまだ大丈夫です。
寒い国は寒さ対策に凝ってますからねえ。民族衣装だってカッコよさ美しさと防寒を兼ね備えていたりしますし。まあ、それはきっとどこの国でもその国の気候やらに合わせた独自の工夫を凝らしているわけですよね。だから文化は面白い、ってところですかね。
バチっ!(我が膝を打つ音。。。)例えば寒さよけが単に寒さを避けるだけではなく「かっこいい」という面に工夫が凝らされる。そこに地域に根を張る文化が現れその衣装を身につける人の心にある文化が現れる、だから地域の文化は研究しがいがある、、、これってけだし名言。
こんにちは、さんさん。
その最たるものが日本の着物ですよ。夏も冬も見事に使い分けて粋ですからねえ。作務衣もかっこよくて作業しやすいじゃないですか。結局は民族衣装というか地域に根差した衣装は動きやすさと暑さ寒さ対策と、最終的にはそれをかっこよくまとめちゃうんですよね。
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