管理人が小中学生だった頃にフォークダンスというのが体育の授業であったわけである。
それは全く理解できず、なんだかなんでこんな踊りをするのかなんのためなのか甚だ疑問に思ったことを鮮明に覚えているのである。なんの説明もなく、輪になって踊りましょうとか、こうやって踊りましょうとか、大体、踊るということの楽しみも何もなく踊れというのは単に何かをやらされている感満載で、間違いなく嫌いな授業であったことは言うまでもない。
だが、ラトビアに来てフォークダンスというものの意味を知ることになったわけである。
今年は子供達の歌と踊りの祭典の年なのである。コンペティションも兼ねているので学校ごとにかなり熱の入った練習が行われたようである。民族衣装に身を包み、軽やかなステップでクルクルと回ったりして踊る様は、特に子供たちだからこそ本当に軽やかに弾むのである。
これこそまさにフォークダンスである。衣装の意味も踊りの意味もきちんと学校で教えられているのだと思う。民族の伝統そして誇り、それらが子供達に踊りとして受け継がれていくのである。ああ、これぞまさにフォークダンスである。
今思うと、なぜ私たちが子供の頃に体育の授業でフォークダンスを踊らされたのか全く意味がわからない。盆踊りの強化授業とかをどうしてしなかったのか。
まあ、とにかく、ラトビアの子供達のダンスは素晴らしい。見ていて、単純に素敵だなあと思えるのと同時にこの国ではきちんと民族の想いを次世代に伝えているなあと思えるのである。
4 件のコメント:
あの頃はなんでもかんでもでも外国人=白人のやること=素晴らしいの時代でしたよね。
敗戦とその後の飢えの体験を全て上の世代の間違いのせいにした小学校の授業を今でもはっきり覚えております。
「腹が減った」と言う切実な実感をみんなそれは大人世代の間違った舵取りと立ち止まって待てよと考えなかった
若者たちのせいにする、効率的な指導でしたねぇ。
こんにちは、さんさん。
そんな感じでしたねえ。何か日本的なものはあまり授業でやらなかったような気がします。家庭科で浴衣とか着物の着付けとかあっても良さそうなものなのにって今になって思います(笑)
今日は旧市街でパレードをしていましたね。町中に民族衣装の子ども達が溢れていて素敵です🙂
こんにちは、Sayokoさん。
民族衣装がとても似合っていて可愛らしいですよね。私は動画でいくつか見ました。今日午後にMežaparksの近くを車で通りかかったら、子供達の歌と踊りの祭典の最終日のせいかものすごい数の車でした。
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