還暦を迎えてからずっと考えているのは「老後」である。
もう老後に突入したのかどうかはよくわからない。年齢的にはそうだろうけれど経済的な観点で見たらまだ働いているという意味では老後ではない。欧州は年齢による就業差別を禁じているので建前上引退は自己判断である。そう言う意味で老後は自分で決めるものなのである。
それでも還暦という節目は東西を問わず節目であって、人生を見直したり今後の計画を見直したりする良い機会である。
早めに引退して若者に道を開けるという感じは欧州でもある。だが、それよりも自分がどこまで働けるか働きたいかという自己判断に委ねられていてこれが普通になっている。こんな年寄りがいつまでもここで働いていたら若いものに迷惑をかける、というようなセンチメンタルなものは一切ない。ただ、自分がその職場の基準以上に働けるかどうかである。パフォーマンスが基準以下になったら普通に「もう退職した方がいいんじゃ」的なことを通告される。そんなもんである。
そんな感じなので、大学では70歳を超えると色々と肩たたき的なアクションが出てくるらしいが、裏を返せばそのぐらいまでは働けるわけである。だが、それは70過ぎても教授でいられるかというとそういうことではない。教授を続けるには規定があって論文数やら何やらで縛りがあるのである。それを満たせばずっと教授を続けられる。まさに成果主義である。
管理人はそういう成果主義は良いと思っている。65歳になったら研究の機会を奪われる日本のシステムは間違っていると思う。
7 件のコメント:
ボーズの世界では、って言うか禅宗では定年はありません。いたきゃずーっと居ていいんです。でも居るにはいるでゾーキン掛けもしなきゃならんし先ずたいていのひとは自分の体が寺のメンテに悲鳴を上げ始める前に代替わりを考えます。
隠居すればしたで新しく来た住職、明らかにあっちの方が発言力は強い「まぁ閑静さんはだまって猫とでも遊んでいて」なんて言われて思わぬ人間関係の軋轢に遭遇するのはこれはボーズでもおんなじだしよく聞く話、と言うよりはむしろ体育会系の社会構造のボーズの方がひどいんじゃぁ。
ワタシはそれが嫌さに、。。。。はいはい修行が足りませんでした。
考えたのは収入が極低ならば支出も釣り合わせれば?ということと住職の立場は捨てたわけではないので最後の手段
草鞋編笠に身を固めて「ほー、ほー」と叫んで村の百姓屋を一軒一軒たくはつしてまわる、これで
食生活は安定、電気代や税金などの現金支出もなんとかなるほどのご所得をいただけました。
これでこのまま朽ちてゆけば話は簡単でしたが
安定したボロ小屋暮らしが何年も続くと勃然と起こるのがあの男の夢って奴、まだ人間枯れ足りなかったんですなぁ。
フェイドアウトした次のシーンは急斜面の農場で必死でバナナを収穫している私の姿でありました。はいオーストラリアの亜熱帯の小さなバナナ農場のシーン。
こんにちは、さんさん。
更新をサボってた私がいうのもなんですが、さんさんからのコメントをいただいて「お、生きてた」って思いました(笑)。よかった❤️。
覚悟さえ決めればどうにでも生きていけますね。
管理人さん こんにちは。さんさんへのコメント同意見です。猛暑の日々如何お過ごしかと思っていました。
管理人さんのようなお仕事とはレベルが違いますが地域社会で活動して下さっている方々を見ているとその年齢までやらなければならないのかと思います。後継者が居ない、ということですが高齢者が頑張り過ぎているから後継者が出てこれない、ということがあるのでは、とも感じるこの頃です。難しい問題です。
私はもっとレベルの低い悩みで、スポーツクラブで参加しているちょっとハードなプログラムを継続するか止めるかです。ちょっとハードで楽しいのですが躓いて転倒でもすれば怪我リスクがあり転ばぬ先の杖かなあ、と思う場面が出始めています。悩ましいです。
紫陽花様、別段返事を求められたんじゃないですがワタシの意見を言わさせていただければ、気乗りしないのだったら怪我しないうちにそのプログラムから離れるべき、と思います。
人間というか生き物は, イヤさ全ての「存在」は死、あるいは無に向かって止まることのない変化を続けています。
国歌にだっていうじゃないですか「サザレェ〜石ノォ〜」ってね。^昨日はなんともなかったことが今日はやっとこになる、その変化を上手に(上手にですよ、ビクビクしてたんじゃ生きる値打ちがないしさりとて冒険しすぎりゃ歳にしっぺ返しくらう。
”キツくって楽しいけれど。。。」ってこのけれどが問題です。ころんで怪我する、のはあなたのご自由ですがお互いハタチの頃とは違って日1日と転んで怪我する可能性は増えますし怪我して人様の手を煩わせる可能性は大きくなりま
す。
「なんとかの冷や水。。。。」なんて陰口聞かれながらトレーニングするのなんかワタシ的にはイヤです。
お大事になさいませ。
ハイまだなんとか生きておりまするです。あなたはお元気ですか?
管理人様、
いやはやどうも、へへへ、
”お互い様”ってという人もあるでしょうけれで昔の手紙の定型に”日頃無音に打ちすぎ候所、平にご容赦のほど願い上げ候”ってあれですな。
とまれお許しのほど。
しかしなんんですなぁ、ワタシは、もちろん公開のやり取りなんだから管理人さの他にだって読む人はいるだろうとは思っていましたがまさかに紫陽花さんのように「あんばか近頃病気でもしてるんじゃないかしらん」なんて心配し
てくださるおひとがいらっしゃるなんて思いもよりませんでした。コミュニティーってのはいいもんですなぁ。
平日 いや日曜日でもですが昼間のスポーツクラブは高齢者の世界、私 一応70歳前半でも若い部類に入るのです。上をみれば90前後の人がプールで1キロ泳いだり、80台でもちょっときつめでしかも複雑なプログラムに参加していたり驚きのワンダーランドです。これは個人差があるので比較はできません。でも感じるのは若い頃、そのスポーツクラブが開業したころ(39年前)から来ている人はペースを落としながらでもちゃんとついて行ってます。私のような60過ぎてからのスポーツは常にリスクが付き物。さんさんのおっしゃる通り年寄りの冷や水と言われるようなことは避けたいと思っているこの頃です。
こんにちは、紫陽花さん。
引き際はいつでも難しいものですね。
おお、スポーツクラブをそんなに続けていらっしゃるなんて尊敬です。確かに私も怪我だけはなんとか避けたいと思いますが、スポーツクラブのように専門のインストラクターが居て、日本のことですから救護体制もきっちり整っていると思いますので、気をつけながら続けていかれるのも良さそうな気がします。
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