欧州では和食が随分と受け入れられている現状である。
その波はラトビアにも押し寄せていて10年ぐらい前と比べるとスーパーで味噌やらポン酢やらを買えるようになったのは大変喜ばしいことである。出汁関連のものは売られていないが、まあそこはなんとでもなる。友人が持ってきてくれた出汁パックもあるし出汁顆粒ならアジア食材店に行けば手に入る。
今日は鶏のドラムスティックと大根、インゲン、椎茸を煮たものを作った。イギリスのジャパンセンターで買ってきた味醂も使って懐かしい日本の味に仕上がったのである。それこそ10年前だったら旦那は食べてくれなかったわけだが、料理が趣味になってから日本の調味料や出汁についての理解が深まって食べてくれるようになった。
数年前までは断固として魚や昆布の出汁を拒否していた旦那である。というのも美味しい魚の出汁のスープを飲んだことがなかったからである。子供の頃に飲んだ魚のスープが不味かったそうで、唯一食べられたのは例の鯉の煮凝りだけなのだそうな。鯉の煮凝りは大好物だそうな。なので汁物に魚が使われているとわかると絶対食べない。日本へ来ても旅館の会席でお澄ましが出ても食べない。そんな感じであった。まあ、食べたくないというのなら無理して食べさせることもないので、管理人はこの20年間、自分のためにしか味噌汁も作らないし和風の煮物も作らなかったのである。
食文化の違いというのは強烈なものである。
イタリアやらスペインやらでは日本の魚由来の出汁の代わりにアンチョビを使ったりする。残念ながらラトビアにはそういう文化はない。だしは肉からのみ、である。魚と肉と両方からの旨みが交わると深みが増して一層美味しくなるということはまずわかってもらえない。魚と肉の旨みコラボが想像できないので気持ち悪いとさえ言うのである。
だが、鶏のドラムスティックと大根などの煮物は魚由来の出汁が入ると全然違うので、今回もこっそり出汁パックの粉末を入れてあるのである。いひひ。
4 件のコメント:
管理人さん こんにちは。生まれた時から馴染んだ味で味覚形成されるとそう簡単には新しい味は受け入れがたいものなのでしょうね。外で食べるお澄ましのおいしさはとても家庭では作れない味と思いますがそれもダメとは残念です。煮物の美味しい季節になってきました。和食を楽しんでください。
管理人さん、こんにちは。ダンナ様の気持ち、わかるなぁ。母に食べさせられた美味しくないものが大人になっても手が出せませんでした、がお呼ばれた先で断れるわけもなく食べたら美味しい!ってなったり。日本人ならでは?
前に食べたラトビア産のスモークイワシのオイル漬けを別の店で見つけたので喜んでます!
こんにちは、紫陽花さん。なかなか根深いものがあるようです。魚の出汁が使われていると知ったら試そうともしません。野菜も決まったものしか食べません。この鶏と一緒に煮込んだ大根も私が全部一人で平らげました。旦那は鶏肉だけを選んで食べてました(笑)
こんにちは、megmeg殿。
確かに私もいまだに丸太のように切られたネギには手をつけません(笑)。スモークイワシのオイル漬け、楽しんでくださいね。私も大好きです。
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