毎年恒例の鯉のゼリー寄せである。
pildīta karpaというのは正確には鯉の詰め物というような意味である。
毎回材料の鯉が丸ごと1匹だったのが、今回はフィレにおろしてある鯉が出発材料である。実際料理してみると、まあ、なんて楽。鱗も取ってあってフィレになっているので作業が大幅に減ったのである。
| 茹で上がりを切り分けて、スープにゼラチンを加えて冷蔵庫で冷やして出来上がり。 |
いやはや、今年の鯉のゼリー寄せは本当に楽だった。本来はゼラチンを使わずに骨や頭を一緒に煮込んで煮凝りを作るのが正しいのだが、実際はかなり手間がかかるのである。毎回作っているので、ママも許してくれると思いたい。
魚料理は24日の肉なし卵なし牛乳なしバターも無しよDAYのためのものなので、もちろんこの料理にはそういうものは入っていない。つまり、これは宗教食なのである。鯉をそのままグリルにするという家庭もあるが、如何せん鯉は小骨が多くて、管理人的にはグリルでという選択肢はない。
とにかく出来上がってめでたしめでたしであるが、今回、フィレを使用したことによって、ひとつ問題が生じたのであった。それは鱗である。鯉の鱗は縁起物で、これを紙などに包んで年越しのテーブルのテーブルクロスの下に入れておくのである。そうすると新年の金運が上昇するというものなのである。バブル期には小さな封筒に鯉の鱗が入ったものが数ユーロで売られていたこともあった。というわけで、どこかに落とし忘れた鱗はないかと探したところ、全く心配する必要がないぐらい落とし忘れがあったのである。そう、日本ならそんなことはないだろうが、こちらの仕事は全てがザッと、なので大丈夫なのである。
11 件のコメント:
鯉のまるのままグリル、あの小骨を気にしないでしかもナイフとフォークで綺麗に食べろって言われたらこれは辛いですよ。
あの二股になった小骨、こいこくでも気になるもの。なるほどフードプロセッサーでミンスにすれば気にならないレベルですか。考えなかったなぁ。
鯉コクという料理がありますよね、鯉の入った味噌汁。あれも小骨が気になるものですが鯉はそのままですがコクの方がわからない。さてコクってなんだろう? ご存知の方がいらっしゃったらお教えください。
こんにちは、さんさん。
コイコクについてはわかりません。あの小骨はどうしようもないですね。驚くことに、鯉をそのまま焼いて食べるレシピの方が圧倒的に多いんです。うちの旦那は完全に拒否してます。
このレシピはママレシピでおそらくイスラエル系だと思います。フードプロセッサーがない頃はひき肉器で骨も粉砕していたものだと思われます。
鯉こく、人様にねだる前に自分で調べる、その通りでありました。
鯉こくのコクの方はこくしょうじるから来たものだそうでこのこくしょうじるなるもの佐渡島の郷土料理代や魚沼地方の正月料理、イヤイヤさにあらず伊豆の国生寺が発祥の料理、何馬鹿言っている禅宗の修行寺ならどこでも振る舞い料理として作っている、などなど諸説芬々。
豆腐や牛蒡里芋などを炒めた後(この炒めるというか料理に油を使うのは江戸時代にはものすごく贅沢なことだったらしい)米の研ぎ汁と味噌を入れて煮込んだ汁物、漢字で書くと濃漿汁、でこれに鯉を鱗を引かないまま輪切りにして3時間ほど煮込んだもの、ですって。
そう言えば私のいた僧堂でも何事かある時、誰かが遠くに出かける時など茶飯に濃漿汁がお決まりの献立でした。
いや知らなんだ知らなんだ。
管理人様
そらそうですよナイフとフォークであの鯉の小骨を綺麗にとる、こりゃハリーポッター並みのマジックが必要です。
実際食べているとこ見たいですね。
鱗へのこだわり、鱗に値段が付けられるとは、国が違うとこんな面白い習慣もあるのですね。
クリスマス前の忙しさの中、丸ごと鯉を買ってきて解体から手のかかる料理をご所望されるご主人様の期待の応える管理人さんにますます脱帽です。イワシやサンマですらスーパーで"内臓出してください、二つ切りにしてください”
と頼んでしまいます。今回の写真で作り方が良く分かりました。鯉ではなくて他の魚で出来るかなあと考えています。多分考えるだけで終わってしまいそうですが・・・
鯉といえば中華料理の鯉の丸揚げしか思い浮かびません。子供の頃住んでいた家の近くの住宅街の中に中華料理屋さんがありました。和風の個室ばかりのお店です。親族で集まるとき、歩いていけるのでよく利用していました。そこで鯉の丸揚げにあんかけの野菜がかかった料理が出てきていました。他の料理のことは何も覚えていないのですが、鯉だけはインパクトがあったのか覚えています。今から50年余り前に(自分でもびっくり)あったお店ですが、ふと検索してみたら、全くコメントとかは無いしお店のHPもないのですが、お店自体はあるようで今度帰省した時には立ち寄ってみたいです。
管理人さん、お疲れ様です。クリスマス〜そう、鯉料理!ママ様、喜んでますね~。鱗もあってホントに良かった。
鯉の骨、長野の諏訪大社に旅行した時に出た鯉の煮付けにもい~っぱいありました。旦那は骨ごと食べてましたが、ニシンの骨をひっかけたことのある私は怖くて食べられず。
こんにちは、さんさん。
ラトビアにおけるクリスマスとかイースターの鯉料理はおそらくユダヤ人から広まったものだと思います。まあ、それにしても別にラトビアの鯉だけが小骨がないわけじゃないのに、皆さんグリルしたりします。日本なら小骨が多くてちょっとという魚は骨切りしたりしますが、そういうことも全くなくそのまま焼きます。どうやって食べてるんでしょうね。私は幼い頃から両親に「カルシウムだから骨如きは噛んで食べろ」と教育されてきたので大抵の小骨は大丈夫です。小さい魚なら頭から丸齧りで行きますが、一度それをラトビア人の前でやったらものすごい白い目で見られたというか、かなりの勢いで引かれました。
こんにちは、紫陽花さん。
縁起物となると値打ちが出るというものですね。
リガの市場でも内臓綺麗にしてくださいとかお願いできるんですが、手間賃撮られます(笑)。こういう感じの料理は割といろんな魚に応用できると思います。保険としてシャケの切り身をある程度混ぜておくことがいいかもしれません。
ああ、わかります、中華の鯉の揚げ物。あれは美味しいですよね。中華街ではお馴染みのメニューでしたね。いやー、懐かしい。そう、あんかけになってましたね。なんだか食べたくなってきました。
こんにちは、megmeg殿。
お疲れっす。鱗がないと来年貧乏になるかもしれないと思って一瞬焦りました。
鯉の小骨って先が二股とか三股に割れてるんで厄介です。フードプロセッサーで小骨ごと粉砕しか手立てはないかなあと思います。ニシンも何気に多いですよね。
長いヒゲ(鼻毛?)を切ったらナマズと鯉の区別がつかず、当地で食べたのが今だにどっちだったかわからずじまいです。鯉料理は東北の温泉で煮付けが出たことがありましたが、干し鱈と間違えたほどコチコチでした。。今思えば、小骨が多くて身が無くて鯉と言われればへー、と思ったくらいで記憶に残りませんでした。ゼリー寄せにすると美味しさがギュっと詰まっているようで美味しそうです。豚のゼリー寄せもそうですが、ゼリー寄せ料理がお祝いのご馳走なんですね。見た目も涼しくテーブルが華やかになるのがわかるような気がします。
加賀料理で言えば、煮こごり、べっこう、でしょうか。
こんにちは、コーヒーバナナさん。
干したらと間違えるほどコチコチの煮付けってすごいですね。
ええ、煮凝りが本来です。多分、ゼリー寄せにしておくといつでも食べられるので祝日中に何もしなくて良いというところから来ているんだと思います。実際、ガッツリ作っておくと数日間は何もしなくて済みます。
コメントを投稿