リガから再びサマーハウスへ戻ってきた管理人一家である。
予定よりも時間が押してしまったので買ってきたお惣菜で晩御飯ということにした。今回はチキンキエフとラッソルスである。
チキンキエフはラトビアではKijevas kotolete(キエバス・コトレテ、キエフのコロッケという意味)と呼ばれていて、スーパーマーケットの暖かいお惣菜コーナーでみることができる。鶏胸肉でパセリバターを包み込んでパン粉をつけて揚げたものである。パセリバターはパセリの微塵切りをふんだんにバターへ練り込んだもので、これを冷蔵庫で寝かせて棒状に固めてから鶏胸肉で包み込んでレモンのような形状にするのである。調理工程を聞いただけで面倒臭いものである。お惣菜コーナーで買えるのなら買った方が良いと思うのである。
コロッケを自家製で作ってみるのはきっとおいしいのだと思うのだが、街に美味しいコロッケ屋さんがあったら買ってきた方がいいというのと同じ理由である。ちなみにラトビアには日本のようなコロッケはない。
ラッソルス(Rasols)はポテトサラダである。最小必要材料は茹でたジャガイモと茹でたにんじん、ハム(ソーセージ)、グリーンピース、そしてきゅうりのピクルスである。それらの材料を5−7mm角に切ってサワークリームで和えたものである。ラッソルスを作らせれば嫁として合格かどうかがわかると姑界では言われているとだいぶ前にママから聞いたことがある。大抵の場合は適度にマスタードが入っている。ラトビアでは基本のサラダということになっているが実際、自分で作るとかなり面倒臭い。大人数のパーティの時には定番なので作ることもあるが、持ち寄りパーティの時には大抵誰かが作ってきてくれる。研究室のパーティなどでは学生さんたちが手分けして大量生産するサラダでもある。こんなに作ってどうする?と思うほどの量を作ることが多いが、全てペロリと平らげていくのが普通である。
だが、夫婦二人の夕食のために管理人が作ることは全くない。
| チキンキエフ(手前)は切るとパセリバターが溢れ出してくる。ほのかにガーリックも加えてある感じである。パン粉は日本のようなサクサクパン粉ではない。後ろに見えるのは管理人の香草きゅうりとラッソルである。ラッソルは基本ポテトサラダなので管理人はちょっとだけ。 |
キエフチキンは一個200円ちょい、一人一個でお腹いっぱいである。ラッソルは1kgあたり700円ぐらいである。
日本ならメンチカツ一つにポテトサラダ、そしてお漬物、そんな感じである。
お手軽でおいしい夕飯であった。
6 件のコメント:
チキンキエフ、こんがりサクサクで美味しそうです。トロリと溶け出したガーリックバターの塩気とパセリの香りがソースですね。
リガのスーパーのお惣菜コーナーではビーツ入りの一見ギョッとするほどピンクピンクしたポテトサラダ(ニシンの酢漬けが入っているものもありましたっけ)にどはまりしていました。どのポテトサラダもクリーミーで美味しかったです。久しぶりに作ってみようと思いました。
綺麗に巻いて仕上がっているのは流石にプロの仕事です。料理本を良く読めば書いてあったのかもしれませんが、パセリバターを棒状にして冷蔵庫で固めてから巻くのですね。形が整う訳が分かりました。
ラッソルスを1キロ単位で買うというのはスケールの違いを感じてしまいます。そういえばラトビアのニシンの酢漬け美味しかったです。
こんにちは、コーヒーバナナさん。
ウクライナの知恵というか、中から外から脂で調理すれば胸肉も絶対パサつかないですよね。
その、どピンクのサラダは私も大好きです。Siļķe kažokā(シリケ・カジョワカー)と呼ばれるもので毛皮を着たニシンという意味です。茹でたジャガイモ、茹でたにんじん、茹でたビーツ、ゆで卵、甘酢ニシンが材料です。それぞれを細く切れるスライサーで細切りにし、層状に重ねたものです。いつかレシピを紹介したいなあと思いつつ、スーパーで買えるので実現していません(笑)。
こんにちは、紫陽花さん。
自分で作るには結構面倒臭そうなレシピですよね。そうなんですよ、わざわざ冷蔵庫で寝かせるんですよ、それで切った時の断面が綺麗な丸になってるようです。
あ、ラッソルスはキロ単位の値段を覚えていただけで、実際買ったのは二人分用容器に詰めてもらった感じでラベルを捨ててしまったのでどのぐらい買ったのかがわからないのです。多分、400gとかそんなもんだと思います。
ラトビアのニシンの酢漬け、私はわさび醤油で食べるのが好きです。何というか、シメサバに思いを馳せてる感じです。
> ちなみにラトビアには日本のようなコロッケはない。
イギリスには、俵状のコロッケ(たぶん、イベリア半島が大元)がありますし、Fish Cakeとなると、円形のパン粉に覆われたコロッケのような感じで、中身はジャガイモと魚肉になります。(そのバラエティで、コーンビーフや、牛の挽肉が入ったモノも。)
しかし、Chicken Kievの名前も変わるのでしょうか?!
こんにちは、現役lecturerさん。
いいですねえ、コロッケあるなんて。何でだかはわからないんですが、ラトビアには全くないんですよ。自分で作るのもかなり面倒なので、もう10年ぐらいはコロッケ食べてないです。
チキンキエフもチキンキーフになるのかもですね。
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