休暇明けとともにデータ解析の依頼が来ている管理人である。
新学期が始まるのでその準備で8月中は忙しいのでデータ解析は9月以降だと伝えてあるにもかかわらず、どうやら休暇から帰ってきた人々は「あのデータどうなりました?」と言う謎の問い合わせをしてくるわけである。
あまりにうるさいのでデータを開けて見てみるとさっぱりなんだかわからない。と言うのも何かと何かのグループを比べて違いがありますとか、そう言うことなのだけれど、どのサンプルがどのグループなのかという記述がない。それではいくらなんでも解析なんてできないわけである。
管理人の大学院生時代は、よく学部生の卒論の世話をしたものである。いざ卒論発表会となってその練習の時に必ずと言っていいほど見受けられたのが説明不足であった。どういうグループ分けなのか、どんな手法を使って実験したのか、それをどう解釈すべきなのか、といった基本的なことを説明しない。ただ誇らしげに結果を説明しようとするわけである。それには大きな理由があって、本人は十分すぎるほど頑張っているので全部頭の中に入っていて常識化されているのである。それを他の人も同じようにわかってくれるだろうという無意識の感覚がそうさせるのだと思うのである。
学部生の卒論には厳しく「ちゃんと説明せい」と指導してきたものだが、なんだ、そういうのは万国共通なのだなあと思う管理人であった。
2 件のコメント:
管理人さん こんにちは。日常生活の中でも説明不足は”あるある” 大ありです。特に一つ屋根のしたとなると分かっているものだと思って話の前半はカットして後半から話していることが多々あります。というか多々あるを話し終わってから指摘されます。友達ともしかり。説明不足にならず簡潔に全部を話すことは難しいものです。
こんにちは、紫陽花さん。
勝手知ったる仲では特にあるあるですね。たくさん説明しすぎてもくどくなりますし。なかなか加減が難しいところです。
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