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2024年12月6日金曜日

愛の妙薬

 今日はラトビア国立オペラでドニゼッティの愛の妙薬を観てきた管理人夫婦である。せっかくの金曜日なので友人夫妻とオペラ前に一緒に食事をして大変楽しい時間を過ごしたのであった。

ドニゼッティの愛の妙薬はコメディタッチなので大抵の場合見るとハッピーな気分になれる。音楽もメロディアスで覚えやすいものなので飽きが来ない。コメディタッチだからか演出も大抵の場合クスッと笑ってしまうようなものが随所に散りばめられているのが普通である。つまり、ハズレなしのオペラとも言えるわけである。

今日のオペラも演出が面白く、そして歌手たちも素晴らしかった。中でもバリトンバスのインチキ博士役のRIHARDS MAČANOVSKISが2幕の終わりに突然客席に入ってきて歌うというびっくりがなんとも新鮮であった。ちなみに管理人夫婦のすぐ横で歌ってくれたので感無量であった。

ラトビアのオペラ界には将来スターになるような若者が沢山いるのである。Mačanovskis氏もそんな感じで20年以上前に舞台で彼の歌を聴いて有望な若者がいるなあと思って管理人は密かに推していたのである。彼は世界に羽ばたくことはなかったが、ラトビア国立オペラにいけば、いつでも心地よい安定の素晴らしい歌声を聴かせてくれるのである。


2 件のコメント:

さんさん さんのコメント...

オペラかぁ、豪華な劇場、高い天井なにやら飾りの施された緞帳。
なにか”de-luxe"と言う言葉をを実物で見せられる気分に開演前から落とし込まれる。。。と言うのが私のオペラのイメージで、できれば器楽合奏でもフルコンのオーケストラより弦楽四重奏の方がありがたい、と思うのは私の「食わず嫌い」なのかもしれませんがなぜかオペラにはこれまでご縁がごありませんでした。
しかし当地、日本の中でも僻地で知られた日向の地、県庁のある宮崎までだって二時間はたっぷりかかる、まぁ言うなら本物の僻地でございます。
その代わり青空と小鳥の歌声と野の花には何一つ不足はない僻地でそれが欲しくてわざわざ定住したのですからもんくをいうすじではありません。
それでオペラ、愛の妙薬 モーツアルトですか、きくだに洒落とくすぐりと仕掛けの豊富な身に覚えのある大人たちはクスリ、ぐふふと笑いどうしでありましょうて。まぁ田舎っぺの想像でございますが。
しかしそのオペラ、歌詞がつーつーわからないとこれまた宝物の持ち腐れ。
そう考えると「人生よく働いてきたからここらで美味しいディナーとオペラでも楽しんでこようかしら」と仰れる
管理人ご夫妻の羨ましいことが。
人生コウでなくっちゃ.


Mikija さんのコメント...

こんにちは、さんさん。
オペラは大抵字幕が出るんですよ。舞台の上の方に電光掲示板があって、そこにラトビア語と英語で歌詞が出ます。字幕の出し方はオペラハウスによって違っていて前の座席の背部分に小さな電光掲示板が埋め込まれているタイプのものもあります。まあでも、事前にストーリーを把握しておけば歌詞を気にせずに楽しめます。大抵イタリア語かドイツ語ですかね。日本ではたまに日本語訳にしたオペラとか上演されたりしますが、結局歌詞を聞き取るのは大変です。
久しぶりに楽しいオペラの夜を過ごしました。