ページ

2025年4月5日土曜日

赤ワインの入ったグラス

毎日スケッチは毎日続けることに意味があるらしいということである。

ブログには旦那の寝顔スケッチとかもあるので毎日は載せないが、差し障りのないものは載せていこうと思う。

今日のお題は土曜日ということもあり、赤ワインの入ったグラスである。描き終わったら飲んでいい、というモチベーション付きである(笑)。数日前にワイングラスを描いてみたのだが、どうもはかばかしくなく、色々とお絵描きライブYouTubeなどを見て研究したのであった。その結果、まず、輪郭を描こうとするのはよろしくないらしい。輪郭は薄〜く薄〜く描いて後から修正できるようにするということ。それから最も大事なのはvalue(明度)という白黒にした時の濃淡である、ということであった。極端に言えば、濃淡だけを描いていけば輪郭は見る人が勝手に想像して見てくれるのでそれで良いのだ、ということらしいのである。

YouTubeで得た知識をフル活用して描いてみたワイングラス。

スケッチは誰でも習得できるスキルだ、と多くのYouTuberは言っている。ひとつひとつの注意点を踏まえてとにかく描くこと、が上達の近道だということなので、それを信じて邁進したいと思う管理人であった。


2025年4月3日木曜日

何しろ4月である。

4月に入れば春は大抵の年で確実なものとなるのである。今年は冬が随分と暖かくて3月半ばぐらいからなんとなく春めいてきてはいたのであるが、やはり4月に入ると日も長くなってきて生命の息吹を感じるわけである。

この季節になると犬散歩が楽しくなる。何しろ毎日のように新しい花が咲いたりしているわけである。管理人の住む徒歩圏内の植物はほぼすべて把握しているので特段の驚きに出会うことはないが、毎年同じ花が同じ場所に咲くのをなんとなく毎回確かめてしまうのである。

そうそう、3月末の日曜日にラトビアは夏時間へ切り替わったので夕方が明るいのも嬉しいものである。お絵描き教室は午後6時から8時半までなのだが、夏時間へ切り替わってさらに日が伸びたので、帰りのタクシーの中から素晴らしい夕焼けを見ることができるようになったのである。お絵描き教室へ行くようになってから、色と明暗をとても気にするようになったので、景色の楽しみ方もだいぶ変わってきた。今までよりもずっと世の中の景色が美しく見えるようになってきたのである。

そんな感じでお絵描きが楽しい管理人なので、3日前ぐらいから「毎日スケッチ」プロジェクトを立ち上げたのであった。友人からプレゼントされた文庫本サイズのノートに毎日何かしらスケッチをして鍛錬しようというものである。

ショットグラスに入れたシラーシベリカ。
描いた絵を写真に撮ってみるとダメなところがよくわかる。
まあ、花はともかくとしてショットグラスの縁が雑ですなあ(笑)

毎日スケッチは練習なので、おお、ちょっとは上達してきたんじゃない?というような生温かい目で見守っていただきたいと思うのであった。

2025年3月27日木曜日

お絵描き教室では何をするのか(1)

 毎週一回のアクリル画教室に通っている管理人である。

これは全くの初心者向けのものである。一体何をするのかというのを3ヶ月コースの半分が過ぎたのでレポしておこうと思うのである。

まず、アクリル画の説明である。アクリル画というのはまあ水彩のように水で溶けるので油絵のようにオイルが必要ということはなく、無臭で安全ということである。扱いやすいので誰でも使えるし描く表面を選ばないので石にも描けるしキャンバスでも紙でもOKである。

そして次は黄、赤、青という三原色を組み合わせてありとあらゆる色を作ってみましょうという試みである。これは実はとても重要な概念でこれがわからないと絵の具で色を作るということができない。逆にこれがわかれば三原色だけと白があればどんな色でも作れるということである。

これは一部で、とにかく色を混ぜる、それから見本の色と同じ色を作り出すということをする。大変有益。

その次はスケッチと構図と色のお試しみたいなのをして

円柱と立方体と球体をスケッチして複製して好きなように色を塗ってから影について学ぶ。

影と反射光などについて学んでいよいよ人生で初めてのキャンバスというものに描く。

好き勝手な色にしているのでもはや抽象画みたいになっている。

クラスが終わった後に残った絵の具はこうすると偶然のアートになるよとかそんなことも毎回である。

絵の具余っちゃうと固まっちゃうだけなので帰り際にヘラとか使って伸ばして遊ぶ。

ちなみに授業料は週一回で月額80ユーロである。これは全ての材料費込み。意外に良い画材を使っている。これ描きたいという写真もカラー印刷で出力し放題。コーヒー紅茶飲み放題クッキー食べ放題である(笑)管理人はいつもクラスの開始時間の15分前に到着して色々支度をしてコーヒーを啜っている。先生は2時間半のクラス中満遍なく生徒さんの間を渡り歩いて助言をしてくれる。助言が的確なのでそれに集中しているとなんとなく良い感じに仕上がってくるという感じである。


これが始めて六週間の内容である。そして七週目から自分の好きなテーマで実際に絵を描くわけである。管理人はぴえちの肖像画を描くことにしたのでお楽しみに。

2025年3月23日日曜日

3月、卒業式

 これが管理人と友人で中学時代に作った曲である。46年の月日を越えてこの歌を完成させたいと思った管理人が無茶振りで別の友人に「歌ってほしい」とお願いしたことから始まったプロジェクトである。無くしてしまった楽譜も復刻し、納得のいかなかった部分も改訂し、そして友人は当時一番しかなかった歌詞を新たに三番まで書き下ろしてくれたのである。

人生を通していろんなものになりたかったけれど、一つ一つ現実と付き合わせて結局何一つ夢見たものにはなれなかったなあと思う管理人であるが、少なくとも、この歌を完成させることができて自分の中の音楽に関する部分は溜飲が下がったというか、そんな感じである。きちんと完成させてプロの編曲を経て生バンドバックで友人が歌ってくれる。そんな夢みたいなことが実現したのである。



この映像を管理人は多くの友人たちの尽力によって日本からの生配信で見ることができたのである。嬉しくて号泣したのであった。

歌詞

3月、卒業式


1. 卒業生の長い列の中に 

   小さなあなたの顔、見つけ

   胸にしっかり卒業証書、抱えて

   笑っていたけど赤い目をしてたあなた

   時は流れゆき 日々は過ぎゆき 時代は移り変わる

   人の思い出さえ駆け足して 通り過ぎてゆく

   人混みの中で流されてくあなたを見たの                               

   今は3月、卒業式


2. 街を過ぎゆく学生たちの中に

   あなたの面影 ふと浮かぶ

   交わした手紙もいつしか途切れ途切れになり

   連絡先すら今はもう分からないけど

   時は流れゆき 日々は過ぎゆき 人は変わるけれど

   心が覚えてる あなたのあの笑顔 今も鮮やかに

   幸せでいてね そっと風に想いを託す            

   春の香りが頬を撫でてく


時は流れゆき 日々は過ぎゆき 時代移るけれど

思い出はいつでも ここにあったことに やっと気づいたの

                   

変わりゆくことを恐れないで歩いてゆこう                           

街は3月、卒業式   


          

2025年3月16日日曜日

ぴえち、美容院へ行く

 初めてペット用の美容院を体験してきたぴえちである。

シャンプー、カット、ネイルケア、をお願いしてなんと5時間半である。といってもシャンプーに入る前にちょっとスタッフさんに慣れてもらうためのコミニケーション時間も含まれているらしい。お値段は管理人のヘアカットと白髪染めの料金よりちょっとお高い感じである。まあ、40kgもあるし、全身毛だらけだし、管理人の頭何個分に当たるのかと考えれば割安なのかもしれない。

さて、こちらばビフォーアフターである。

左がbefore,右がafter

なんといっても足回りがスッキリして犬のようである。左の写真でもわかるように施術前はおててがボウボウで「ぴえちのおててはクマちゃんのおててみたいだねー」といつも思っていたわけである。半年に一回ぐらいは美容院へ連れて行く必要があるのかもしれない。

ちなみに、ようやくお絵描き教室では円柱とか箱とかを描くというのが終わって、次回から好きなテーマで絵を描くことになった管理人である。もちろん、モデルはぴえちでこの右側の写真を元に書くつもりである。絵の先生の指導の下でちょっと大きめのキャンバスに描くことになっているので楽しみである。

2025年3月10日月曜日

46年ぶりの歌

 去年、10年ぶりに日本へ一時帰国した時にたくさんの友人たちに会うことができた管理人である。その中で管理人の中学高校の友人とおそらく30年ぶりぐらいに会ったのである。中学の時はほぼ毎日学校帰りに管理人家へ来てくれてテレビを見たりエレクトーンで遊んだりとかしていたわけである。その頃はYAMAHAのポプコンというシンガーソングライターの発掘イベントが盛んで、たくさんのスターが輩出されていた頃だったので、管理人とその友人もシンガーソングライターなるものに憧れたのである。

そこで、私たちは自分で歌を作ることにしたのである。思い思いの詩を書きそれにメロディをつける。その中で友人が詩を書き管理人が曲をつけた「3月、卒業式」という作品が管理人の中では一番の出来だと思っていたわけである。だが、これは未完成で、サビの部分ができて入るものの盛り上がりを見込んで結構高めの音程になっていて、実際管理人には歌えない音域となっていたのである。当時からその部分には納得が行っておらず、いつかこれをちゃんと完成させられる時が来るといいなと思っていたわけである。

だが、いつか、と言っていてはそのいつかは来ない。

日本で30年ぶりに会った友人の顔をみて心が揺さぶられたのである。そして決定的なのはFacebookで他の友人がボイストレーニングを受けていてその発表会の様子が動画で配信されたのを見た時であった。管理人は「ああ、こんなふうに私たちの歌を歌ってくれたら」と思い、お願いしてみたのである。そして、友人は快く引き受けてくれたのである。

そこから私たちのプロジェクトは始まったのである。

作詞担当の友人と歌担当の友人と管理人との共同プロジェクトでこの歌を改訂復刻させよう、さらに一番しかなかった歌詞をあの頃を思い出す大学生の時そして還暦を迎えた今として二番三番を新たに書き下ろしてもらったのである。

長いような短いような一年であった。

先週、その歌がプロのアドバイスとアレンジを経て友人のボイストレーニングの発表会で披露されたのである。感無量であった。

というわけで、次回はその動画をUPしたいと思うのであった。

2025年3月4日火曜日

ぴえち大きくなってた

ラトビア初のアカデミー賞受賞ということで沸き立っている数日である。

Flow は以前にもちょっと紹介したが、アニメーションでセリフのない動物たちの物語で日本でも今月公開されるということなので機会があったらぜひ見てみていただきたいと思うのである。という管理人はまだ見ることができていないが、今週末ぐらいになんとかしたいと思っているのであった。

さて、今日はぴえちのワクチン接種に行ってきたのであった。2年と4ヶ月というお年頃で気になる体重測定をしてみたところ、なんと40kgであった。なんだか大きくなったなあという感じはしていたものの、へろよりちょっと軽いぐらいの体重だったのである。もちろん太ってなんかいない。ちゃんとくびれもある。ぴえちの犬種であるフラットコーテッドレトリバーのメスの標準体重の最高値は35kgなのでかなり大きいということになる。成長期に「大きくなーれ」と鶏の背中を毎食与えていたので骨格ががっしり形成されたのかもしれない。今でも食べているがもうこれ以上大きくなることはないはずである。

体の大きさというのは通常遺伝的なものと環境の両方が影響することになっているのである。ぴえちの場合は兄弟姉妹の中でも大きめだったので遺伝要因も結構大きいなのだと思う。つまり元々の遺伝要因と栄養条件が相まってこの大きさになったのだと思うわけである。

サイズ感




2025年3月1日土曜日

アメリカも独裁国家になるのか

ゼレンスキーとトランプの会談を観た。

少し前から感じていた欧米同盟の終わりが本当にここに来たんだなという感じがしたのであった。アメリカは大国だが、もう品位も何もない。まるでインテリヤクザのように話をつけようとしているようにしか見えない。呼びつけたゼレンスキーがスーツを着ていないことをいじり、感謝が足りないと言い、あなたたちは立場が悪いんだから何も主張できないと言う。もう出て行けと言い、その場を去ったゼレンスキーに対して後から、勝手にその場を立ち去ったとコメントする。

これを観てアメリカ国民はどう思うのだろうか。

管理人はリアルタイムのライブ配信でこれを観ていたのだが、もう、いちいち間違った情報でウクライナ国民やウクライナ軍を蔑むようなトランプの発言に胸が張り裂けそうになりながら、そして、画面越しに挑発に乗るなよと思いながら見ていたのであった。ゼレンスキーは立派だった。

2025年2月20日木曜日

大学が還暦祝いをくれた話

ラトビアにおける還暦はやっぱりかなり重要イベントという位置付けで、還暦を迎えた本人は色々と各方面でパーティを催したりして友人や職場の同僚などをもてなさなければならないということになっているのである。管理人は友人を招いて小さなパーティを開いたが、大学の同僚ももてなさなければならないということで大学で小さなお茶会を開いたのであった。部門長から

ケーキを用意してね

と言われたので特注ケーキとネスプレッソのコーヒーを用意したのであった。10数人が来てくれて花束と何やら学長からの感謝状みたいなものを頂いたのである。15年も働いてくれてありがとう、これからも頑張ってね、というような感じのことが難しく書かれたものでちゃんと額装されていたのであった。

そしてその数日後、大学からメールで通知が来て、

記念すべき誕生日に770ユーロのボーナスを差し上げます

ということが書いてあったのであった。これは税引き前なので実際には600ユーロ弱が振り込まれるのであろうが、それにしても日本円換算で9万円相当である。ありがとう大学!もちろん、これは還暦だからであって、そのほかの誕生日にはこんなご褒美はないのである。

ああ、嬉しい。

2025年2月13日木曜日

還暦

ついに還暦を迎えて大人の仲間入りをした管理人である。

ラトビアでは40歳とか50歳とか60歳と言ったキリの良い誕生日は「丸い記念日」と呼ばれ、パーティなんかを催す人が結構多いのである。その中で60歳はちょっと特別でパーティーはほぼ義務である。管理人もラトビア在住歴が長いので自分主催の還暦パーティを催したのであった。と言っても、本当に近しい友人だけなので招待客は10人ほどである。リガの日本食レストランのバーを借り切って楽しい時間を過ごしたのであった。CODという日本食レストランはよくあるなんちゃって日本食ではなく、星はないが一応ミシュランガイドに掲載されている。メニューは日本の居酒屋の定番メニューと創作寿司と言った感じである。そう考えると日本の居酒屋は全てミシュランガイドに載せてもらっていいんじゃないかと思うわけである。

さて、管理人は還暦で振袖を着ようと前々から心に決めていたので四苦八苦して着たのである。20歳で着て、40歳の結婚式で着てと来れば60歳の還暦で着るのは当然の流れである。日本ではシニアが振袖を着るのは抵抗があるのかもしれないが、振袖は日本女性の第一正装なので堂々と着たら良いとも思うのである。それにしても40年も前の着物が普通に着ることのできる状態というのも着物の素晴らしさである。できれば長生きして80歳の誕生日にもう一度この振袖を着ることができたら本望だと思うのである。


ブログを読んでくださっている皆様、こんにちは。向かって左側のメガネおばさんが管理人です(言わなくても分かりますが一応)。日本食レストランにありがちな漫画インテリアと共に(笑)


2025年2月5日水曜日

お絵描き教室

ふとネットで見つけたアクリル画の教室へいく事にした管理人である。

何となく絵の具のようなもので描いてみたいなあと思っていたので重い腰を上げてちゃんとした教室へ通ってみようと思ったのである。だが、どう考えてもそういう地元の絵画教室というものはラトビア語でサバイバル案件だろうし、何となく「行って楽しいのかな?」と疑問に思っていたわけである。だがしかし、もうお金も支払ってしまい行かざるを得ない状況を作り出してしまったので昨日とぼとぼと行ってきたわけである。

教室は午後6時から8時半までとなかなか長い。お絵描き歴の長い人たちは自身の作品作成に没頭している。管理人を含めて4人の初見人は「色の基本」からスタートである。三原色を混ぜ合わせてそれからさらに色々混ぜ合わせてグラデーションを作ったりとかそんな感じである。だが、これが何というかとても落ち着くのである。お絵描きセラピーとでも言えるようなホッコリ感があるのである。

実は行く前日には悪夢を見るぐらい緊張していたのだが、一回行ってみたらすっかり楽しみになってしまったのであった。

やっぱりエイヤっと飛び込んでみるのは必要なのかもしれない。