みなさま、ご無沙汰しております。1週間以上空けてしまいましたが管理人は元気で過ごしております。この間、15年ぶりに秋に休みが取れたので一週間マルタ島へ行っておりました。
というわけで、地中海に浮かぶマルタ島へ暖かい空気を楽しみに行ってきた管理人夫婦である。今回の旅行のテーマは
ロブスターをはじめとする地中海の海産物を食べ尽くす、というものであった。旦那はロブスターを昨年末のポルトガルで初めて食したため、今回はマルタでロブスターを食べられると知るとそれはもう嬉々としていたわけである。実際、一週間の旅行中に3回ロブスターを食べることに成功した管理人夫婦である。と言っても丸ごとローストは一回のみであとはロブスターパスタとかロブスターリゾット等である。いやはや美味であった。
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ロブスターパスタは割と多くのレストランで見かけた。大変美味であった。 |
ロブスターが美味しかったのは言うまでもない。マルタ島ではもちろん魚介類は最高であったし、ウサギのリゾットも美味しかった。まあ、食べ物についてはさておいて、今回はまずマルタ島での過ごし方や観光についての概要から記しておこうかと思う。
今回のマルタ島行きは管理人の同級生がしばらく滞在すると言うことでその滞在中に会えるように計画したと言うのも決め手の一つであった。実際、友人に会って何日か一緒に観光したりできて大変嬉しかったのである。
さて、管理人夫婦が滞在したのはマルタ島の首都のあるバレッタの対岸にあるスリーマという街である。スリーマの街からはバレッタの旧市街とその城壁が湾ごしに見えて景勝が最高だということと、バレッタ市街は城塞都市の性格上大変盛り上がった地形になっているので坂道が多すぎる、さらにやはり一番お高い滞在費となるので対岸のスリーマにしたという経緯である。マルタ島は小さな島なので、首都に滞在しなくてもほぼどこでも車で行くことができる。といってもレンタカーなどを借りる必要はなく、バスでも良いし、管理人夫婦が使ったのはBoltという配車サービスである。Boltはリガでも大変よく使われている配車サービスで、事前に目的地までの金額がわかるので安心である。混雑具合などで金額が変動するようになっているが、例えば空港スリーマ間はタクシーを使うと20ユーロぐらいかかるらしいがBoltなら10ユーロかからなかった。しかも、どこでも本当にすぐBoltはやってくる。アプリで目的地を入力すると現在地から目的地までの料金が提示され、それでよければクリックしてという簡単なものである。というわけで、管理人夫婦はマルタ島内の観光では遊覧船以外は全てBoltで賄ったというわけである。
マルタ島は10月半ばすぎだというのに全くラトビア人の想像する夏そのもので、まだ余裕で泳げる気温であった。気温的には25度ぐらいであったが、多少湿度が高かったのか管理人夫婦には暑すぎたという印象である。さらに、ビーチピープルではない管理人夫婦は泳ぐわけでもない。もっとも想像と違った点は若者が多いということである。若者が気軽にビーチ観光を楽しめる場所、というカテゴリーに入っているようで活気にあふれていた。だが、湾内クルーズ1時間半というようなものに参加すると乗船者はシニアばかりであった。なんとなく、若者とシニアで楽しみ方の棲み分けみたいなものがあるようである。
宿泊は今回普通にホテルにしたが、印象としては結構するなあ、というものであった。短期のアパートレンタルなどが多いようだが、概して安くはない。レストランなどは割とリーゾナブルという感じであった。
マルタの特徴というか、概して誰が地元民なのかがさっぱりわからない、というのがある。公用語がマルタ語と英語なので、誰でも英語を話すわけだが、すなわち英語ができればマルタで働くことは難しくないのでレストランなどの店舗ではそれはたくさんの外国人が働いているのである。ちょっと面白いエピソードとして、あるレストランでワインを頼んだ時に、旦那が、
マルタの地元のワインでどれがおすすめかな?
と聞いたところ、ウエイターは別のウエイターを呼んで交代したのだが、そのやってきたウエイターは色々説明して、ワインを運んできてしばらくしてから
ワインはいかがですか?お気に召しましたか?
と聞いたのであった。それで旦那が大変良いよと答えると、
そうですか、それはよかった。実は私はムスリムなのでアルコールを飲みません。ですから実際どのワインが美味しいのかわからないのです。でも、今までここで働いてお客さんたちの感想や反応を覚えているのでどのワインが人気で評判が良かったかということはお伝えできるのです。
ということであった。一瞬面食らったのだが、正直さと謙虚さとその仕事への一生懸命さが気に入って、後日同じレストランを訪れた管理人夫婦であった。マルタには本当にいろんな人達がそれぞれの思いを胸に働いているなあと思ったのであった。